Search Consoleで商品の構造化データに警告が表示されたときの対応について

Googleサーチコンソールから突然、警告のメールが届く

WooCommerce と Yoast SEO をインストールしてネットショップを運営していると、「Search Console により、貴サイトに影響する「商品」関連の問題が ○件検出されました。」といったメールが届く場合があります。

メールの内容は、以下のような感じです。

商品https://example.com/で問題が検出されました

https://example.com/ の所有者様

Search Console により、貴サイトに影響する「商品」関連の問題が 4 件検出されました。

主な警告
警告は、サイトの改善のための推奨項目です。 警告によっては、検索結果での表示に影響がある場合がございます。 また、警告が今後エラーになることも考えられます。貴サイトでは、以下の警告が検出されました。

項目「aggregateRating」がありません
項目「brand」がありません
項目「review」がありません
グローバル ID が指定されていません(例: gtin、mpn、isbn)

上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。 こうした問題を解消することで、サイトのエクスペリエンスや Google 検索結果での表示を最適化できます。

— 以下略 —

問題が検出されました」とか、「警告」といった文字を目にすると慌ててしまいますよね。

でも、落ち着いてメールの文章をもう一度よく読んでみましょう。

警告は、サイトの改善のための推奨項目です。

そう、この警告はサイト改善のための推奨項目です。

警告の出ている項目についても確認してみましょう。

  • 項目「aggregateRating」がありません
    商品に評価が付いていないと、この項目は出力されません。
  • 項目「brand」がありません
    デフォルトの設定では、商品にブランドの設定ができません。アドオンやプラグインを追加することで設定が出来ます。
  • 項目「review」がありません
    商品レビューが投稿されないと、この項目は出力されません。
  • グローバル ID が指定されていません(例: gtin、mpn、isbn)
    ショップのオリジナル商品等にはグローバル ID 自体が無いので、この項目は出力されません。
    グローバル ID については、リンク先の説明をを参照してください。

警告なんて言われると、すぐにでも対応しないといけない重要なエラーが出ているような印象を受ける方もいると思いますが、上に書いたように表示するデータ自体が無かったりと、あくまで推奨項目なので、「できれば対応してくださいね~」ぐらいの意味合いで捉えても大丈夫です。

商品の構造化データ

商品ページにマークアップを追加すると、Google 画像検索など、リッチリザルトで詳細な商品情報を表示できるようになります。ユーザーは、価格、在庫状況、レビューの評価を検索結果で直接確認できます。

https://developers.google.com/search/docs/data-types/product?hl=ja

Google の構造化データ > 商品 のページに詳しく描かれていますが、「必須プロパティ」と「推奨プロパティ」があります。

「必須プロパティ」については、WooCommercee + Yoast SEO で、問題なく出力されますが、「できれば対応してくださいね~」の「推奨プロパティ」の方もきちんと出力したい場合はどうするか?

次回へ続きます。